2017年10月

2017年10月26日

所有者不明土地の有効活用策を


  所有者不明土地が増加しているという。
  2040年には北海道全体の広さに迫るというのだから驚きだ。
  政府は来年の通常国会での対策案提出を目指していると報じられる。
  わが国は所有権、特に土地の所有権への特別な保護を図りすぎてきた感がある。
  所有者不明土地があるばかりに公共工事が進まない事例も。
  所有者の分からない土地に関しては思い切った有効利用を可能にする方法を作ってもらいたい。
  一定の期間、固定資産税を支払っていない土地については一定の権利制限も許容すべきだ。
  
  

kikitaiou at 20:17|PermalinkComments(0)

2017年10月24日

ミンダナオでのテロ活動情勢に留意

  ミンダナオ島マラウイでのイスラム系過激派「マウテ・グループ」掃討終結宣言(比ロレンザース国防相10・23)を歓迎する。
  戦闘発生から掃討終結まで5か月もかかった深刻さに留意したい。
  兵士と警察官の犠牲は165人にも及んだ。
  市民の犠牲は47人。
  戦闘終結までにマウテ戦闘員920人を殺害。
  戦闘員が最後まで政府の投降呼びかけに応じず、結果死者が増えた。
  今後は開発の遅れる人口2千万人という多くの人々の住むミンダナオ島の復興が課題になる。
  過激派を生む最大の理由は貧困。
  パイナップル、バナナなどの果物生産拠点であるとともに、天然資源に恵まれた同島への投資が期待される。
  まずは各国の復興支援が重要だ。


  関係当局としては、わが国に距離的に近い同島でのテロ情勢の推移に継続的な注意が肝要だ。


kikitaiou at 10:09|PermalinkComments(0)

2017年10月23日

長く残るISの影響への警戒

   首都と称したシリア北部ラッカを失ったIS、領土は失っても国際テロの根源としての影響力は長く残る。
   世界各地に拡散した戦闘員、主に得意のネットを駆使して獲得した「真のイスラム戦士としてのイメージ」、その産物としてのスリーパーセルやローンウルフといった欧米の日常に紛れ込んだテロリストの種子。
   いずれも、これまでにない世界各地の脅威になる。
   ITを駆使したテロリストの拡散はこれまでにない根絶の困難な要素だ。
   カリフ制度復活宣言による正統イスラムとしての思想の影響にも要注意だ。
   テロリストに新たな正統性を付与した。


kikitaiou at 09:49|PermalinkComments(0)

2017年10月22日

観光立国への総力取り組みを


   政府が掲げる2020年訪日客数4千万人、消費額8兆円の目標。
   実績は、今年2800万、4兆円と言ったところ。
   
   特に消費額引き上げの知恵が求められる。
   一人当たり消費額を引き上げる対策と新たな富裕層を引き付ける策を立てなくてはならない。
   スキー場などで長期滞在者増加はねらい目だ。
   文化、体験型の開拓。
   豪華列車の旅も外国人をめらった企画もありだろう。
   外国人の動きを点から線、さらに面にする知恵。
   
   


kikitaiou at 09:49|PermalinkComments(0)

教育を改革しよう~人間能力養成重視


   日本の教育で欠けている面は明らかだ。
   人とつながりを持つ際に最も重要な(本質となる)思考力、そのための話す力、書く力を身に着けることが大切だ。
   思考力とは生き方・人間力と言い換えることができる。
   歴史、哲学(倫理)、文化芸術など広い教養が欠かせない。
   国際的に活動するためにはその人間の持っている素養が欠かせない。
   その素養を前提に話したり書いたりする能力が必要になる。
   わが国の大学を目指した中高教育では大学入試で重視されるマークシート中心の知識習得に偏重しがちだ。
   大学入試での書く要素、英語での話す・書く要素の取入れは歓迎できる。
   それにとどめず、広い教養、作文(論文)重視に踏み切ることを期待したい。
   知識は、早い話iPhoneでかなり補える。しかし、情報機器が進歩してもそれを使いこなす人間力はその人が身に着けるしかない。
   何が大切かは明らかだ。
   人間力重視を目指すべきだ。


kikitaiou at 09:16|PermalinkComments(0)

2017年10月19日

中国でのお祭り騒ぎ~党大会の演出に余念ない官製メディア


   独裁体制下での党大会の宣伝に熱狂する中国メディア。
   党規約にトップの名前を明記するという。
   自らの「新時代」を宣言するのだそうだ。
   党大会参加者の着飾った姿。
   お祭りを演出して宣伝に余念ない。
   何か変ではないのか?
   そうした声は発したくとも発せられない。
   各種統制は強化されつつある。
   経済成長している間は何とか良いとしてもその後はどうなるのか。
   さらに規制を強化するのだろうが・・・。

   
   

kikitaiou at 11:44|PermalinkComments(0)

2017年10月18日

ISの面支配終焉~拡散するテロへの備え


  イラク・モスル(17年7月)、自称首都・シリア北部ラッカ(17年10月17日、シリア民主軍SDF報道官,AP通信)の陥落でISは「面」の支配段階を終えた。
  残存する戦闘員、各地に拡散した戦闘員との戦いは継続する。
  ISは退潮期を迎えたが、これからは拡散したテロ思想の影響が問題となる。
  イスラム国と言う国家並みの存在(疑似国家)と言う異例のインパクトを持ったISは3年ほどインターネットを駆使した広報活動で世界各地の過激派に大きな刺激となってきた。
  欧州や北アフリカ各地に帰還・拡散しつつある戦闘員の今後の動き&影響が大きな問題だ。
  当面、イラク、シリアなどの秩序回復が急務。
  何らかの妥協によってでもとにかく秩序を優先すべきだ。
  さらには欧州、北アフリカの経済的な安定化が基盤。
  対立・差別でない寛容さが前提。

  各国当局のテロ警戒はむしろ難しい時代を迎えた。
  

kikitaiou at 08:53|PermalinkComments(0)

2017年10月16日

那須雪崩事故の教訓

   高校生の那須雪崩事故(17年3月)に関する栃木県教育委員会に提出された事故検証委最終報告書(17・10・15)は「危機管理意識の欠如」を指摘した。
   大部分の事故の最大の原因は「危機管理意識の欠如」だ。
   特に、人間は繰り返しミスを犯すものという前提での重層的な対策の重要性を改めて確認したい。
   そのために組織としてのマニュアルやガイドラインと言ったものの意義が生ずる。
   装備や施設なども危機対応の視点でなくてはなりません。
   その上に個々人に対する教育・訓練が重要になります。
   しかも、現場担当者から上部管理職までそれぞれに教育・訓練しなければなりません。
   人間はミスを免れません。そこが危機管理の出発点。
   どれが欠けてもいけないのです。
   加えて、人間は、自分の目の前にあることに危機感が鈍感になりがちということが重要。
   24時間緊張していては持たないのですから。

          警察官は危機管理の専門家でなくてはなりません。

   忘れてはならないのは、警察官もミスを免れない人間であることが前提になることです。


kikitaiou at 10:38|PermalinkComments(0)

2017年10月13日

トランプ率いるアメリカの危うさ~国際的信頼性低下

   ユネスコ脱退。
   アメリカへの信頼が低下することはいがめない。
   トランプ大統領率いるアメリカの危うさはさらに増した。
   ユネスコの政治的な偏向はあることは事実。
   一石を投じた意味はある。
   しかし、脱退戦法は賢明ではない。
   改めて、アメリカの影響力低下を印象付けられる。

   トランプ大統領への国際関係での評価の低さは決定的だ。


kikitaiou at 15:44|PermalinkComments(0)

朝鮮半島への対応~いま問われるわが国の覚悟

  北朝鮮の本音はアメリカによる体制保障獲得。
  アメリカにとっては北朝鮮に対する要求度合いは意外に低い。
  米本土に届くICBMは放棄させたい。
  核拡散はさせないに越したことはないが、さりとて米本土に脅威度合いはさして高くない。
  事実上、小規模の核保有は容認するだろう。
  妥協点は探せる可能性が高い。
  わが国として求められるのはその場合の覚悟だ。
  核保有の北朝鮮がわが国に到達するミサイルを保有してという隣国情勢が現実になる。
  その場合のわが国の安保政策であり様々な外交ということ。
  そのために今備えることは何か。
  そうした議論が求められる。

  

kikitaiou at 15:40|PermalinkComments(0)

2017年10月12日

神戸製鋼所データ不正~コンプライアンスを理解しない経営者は去れ

  日本企業のコンプライアンスに関する信頼性が揺らいでいる。
  神戸製鋼所の責任は大きい。
  日本の経営者にコンプライアンスに関する意識の低さが心配だ。
  トップの責任だ。
  コンプライアンスを理解しない経営者は去るべきだ。


kikitaiou at 17:28|PermalinkComments(0)

2017年10月11日

野党の混迷だけが残る選挙


   選挙民としてはさっぱり盛り上がれない選挙になりそうだ。
   小池都知事にとっては結果的には民進党を割ったことだけが残るということか。
   一時的保守二党でいずれ消える希望の党。
   維新は地域政党の域を出ない。
   リベラルの担い手が見えない。
   枝野新党が核になるのか。
   野田さんなど民進党系無所属が新たな核となるのか。
   
   選挙後の展開次第


kikitaiou at 10:23|PermalinkComments(0)

2017年10月10日

小池さんの自滅

     奇妙な野党の出現。
   名前のある総理候補は安倍一人だけ・・・。
   これで政権選択選挙だというのか?
   過半数を候補に立てながら選挙では自民党の誰かを押すこともありとか?
   選挙民に失礼ではないのか。
   小池希望の党に希望がない。
   小池さんの政治家としての自分一人の権力欲だけという実態が明らかになった。
   政治家小池さんの自滅だ。

kikitaiou at 13:21|PermalinkComments(0)

2017年10月09日

小池劇場の底の浅さが残念だ

  ポピュリズム政治の底浅さが見える選挙戦だ。
  風を吹かせようとやってみたが思うように吹かないので賭けから一歩引いたのが見え見えだ。
  策士政治家小池希望代表の本質が見えた。
  それにしてもマスコミは小池百合子に容易に踊らされる。
  
  希望の党を作り代表になって選挙戦に出ない。
  なんとも理解しにくい行動だ。
  同じ政治家小池都知事に躍らされた先の都議選は何だったのか。


kikitaiou at 18:58|PermalinkComments(0)

2017年10月08日

壊れやすい人間という実情~弱さ

       離婚話から妻子6人を殺害し、自宅にガソリンをまいて火をつける。

  仕事がうまくいかなくて、自殺。 

  異常な事件が続く。

  追い詰められ、異常な精神状態におちいってということか。
  
  そんな選択をしないことができないのか?

  会社はさぼったり、場合によっては辞めればいいに。

  それができないキマジメさがあるのだろう。

  妻子殺害は・・・あまりに自己中。

  友達がいないのだろうか?生身の人間関係の希薄化が背景ではないか。

  人間は壊れやすい。

   




kikitaiou at 11:12|PermalinkComments(0)

2017年10月06日

アメリカでの銃規制強化について

   アメリカでの銃規制強化は壁が高い。
   共和党員を中心に、銃による自衛を「愛国的」とする風潮が強い。
   今は、弾倉が空になるまでの連射を可能とする「バンプストップ」装着する改造規制に焦点を絞るべきだ。
   現状は、いたずらに殺傷力を高めるバンプストップの入手があまりに容易過ぎる。
   米国では、今年の銃犯罪による死者は1万1736人に上る(ガン・バイオレンス・アーカイブGVA)。

   日本の銃規制のいかに有効かが分かる。
   

kikitaiou at 10:23|PermalinkComments(0)

2017年10月05日

小池希望の党代表の女帝ぶりが鼻につく

   希望の党代表の小池都知事のギラギラした支配欲が鼻につく。

   政治活性化の触媒として小池さんの度胸と感は傑出したものがある。
   それだけに人の力を集める度量の欠けていることは残念だ。

   排除する発言はその性格を如実にしている。

   少なくとも「ご指導をお願いしたい」ぐらいの姿勢でありたい。

   すべて自分が決めるというのは独裁者。

   小池さんにはそういう面がある。

   
     


kikitaiou at 10:58|PermalinkComments(0)

2017年10月03日

史上最悪のラスベガス銃乱射

  またしても繰り返された銃社会アメリカの悲劇(ラスベガス10・1深夜死者59人以上、負傷者500人以上)。
  3億丁ともいわれる銃に満ちたアメリカの現実だ。
  32階からの野外コンサートに集まった2万人以上の群衆への乱射。
  犯人(64歳の地元男性)は自殺した。
  アメリカで銃規制論議が起き、ライフル協会などの政治力が勝るという繰り返しになるのか。
  銃規制するしかないと思うのだが・・・。
  開拓者精神の象徴・自衛手段としての銃所持の権利。


  わが国の銃規制の重要性がよくわかる。
  
  


kikitaiou at 11:45|PermalinkComments(0)

2017年10月02日

各地に独立への動き~治安的もに要注意


  イラクなどでのクルドの独立への住民投票(9・25)に続いてスペイン・カタルーニアの独立への動きがあった。
  スペイン・カタルーニア州の独立への第一歩、住民投票が行われた(10・1)。
  州の住民・当局は9割の賛成だったとの発表で盛り上がっている(プチデモン州首相10・2)。
  憲法違反として住民投票を認めないスペイン中央政府との対立激化は避けられない。
  様々な混乱が避けられない。
  
  関係者は、特に過激な動向を抑え理性的に対応することが肝要だ。
  当面、EUなどの仲介(有無)を巡る出方が注目される。
  さらにはスコットランドをはじめ独立を目指す地域への影響が注目される。


  治安関係者として関連情報&動向に注意が欠かせない。
    


kikitaiou at 17:36|PermalinkComments(0)

2017年10月01日

小池知事は言動の変更・変遷を説明すべきだ

  小池知事の主張の過去からの変遷があった場合の説明がないことが問題だ。


   原発ゼロというのならこれまでの主張を変える理由の説明がなくては説得力がない。


   これまでは容認派だった。


   消費税の引き上げ中止についても同様だ。


   世論動向に敏感で支持されやすい主張に変えていくというのは信頼性において問題が大きい。


   築地市場移転問題でも結局どうだったのか。

   トップ政治家は結論に向けて先取り決断し、世論を説得していくことが肝要だ。
  

   風見鶏に終始してはならない。
   

kikitaiou at 16:12|PermalinkComments(0)
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