危機管理

2014年05月06日

厳戒続くウルムチ~爆発事件から1週間

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  5月7日、ウルムチ駅前での班員を含め3人が死亡した自爆テロ(4・30)から1週間を経過した。
  各紙の伝えるウルムチ駅前などの状況は尋常でない。
  駅前でカメラスマホを構える外国人旅行者や記者に自動小銃を構える武装警察が「何を撮っている。すぐ消せ」と怒鳴り声を上げている(日経5・6)。 町中に装甲車が走っている。
  実行犯人(2人)の家族10人の行方を追っていると報じている。中国では犯人の家族もお尋ね者になるのが現実だ。
  当局が弾圧を強めることがウイグル族の反発を強めるという悪いサイクルから、依然、抜け出せない。中国 当局の苦悩は続く。

kikitaiou at 13:17|PermalinkComments(0)

2014年04月20日

世界に拡大するデング熱

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  ネッタイシマ蚊、ヒトスジシマ蚊が媒介するデング熱感染が世界各国に拡大している。
  フィリピンやインドなど熱帯地方での感染が中心だったものが、欧州各国での感染も伝えられるようになっている。
  温暖化で、蚊の分布の北上が原因とみられる。
  WHOによると、2011年の感染報告は200万件以上に増大した。
  日本国内での感染例はないが、今年1月日本を旅行し帰国したドイツ人女性がデング熱にかかっていることが判明している。厚生労働省が警戒を強めているそうだ。
  中南米、東南アジアは勿論、中国、台湾、欧州での感染にも注意が肝要だ。
 
  デング熱の症状は、感染から3~7日後に突然発熱・頭痛などの症状が出、多くは1週間程度で回復する。中には出血を伴う重い症状(重傷のデング出血熱)に陥り、死に至ることもある。予防ワクチンはない。

kikitaiou at 10:50|PermalinkComments(0)

2014年01月30日

エクアドルで、新婚旅行夫婦襲撃犯逮捕か

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  報道によると、車(タクシーを偽装したもの)・銃を押収、容疑者5人を逮捕した。銃と銃弾が一致。
  捜査当局は、運転手も犯人一味で、乗り込んできた2人の犯人と実行犯は3人という。流しのタクシーごと犯罪集団ということのようだ。言葉が通じないことでいらだった犯人による殺人事件への直結ということと思われる。
  その後の報道によると、8人が逮捕された。逮捕されたのは、観光客らを短時間、拉致し金品を奪う犯罪を繰り返していた「特急強盗」組織メンバーら。逮捕者の関係先で、拳銃や車、バイク、麻薬などが押収された。
  海外旅行での危機対応での教訓としたい。

kikitaiou at 08:30|PermalinkComments(0)

2013年09月08日

子供のスマホ利用~社会全体での積極的対応を

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     子供のスマホ利用を、親は不安視している。内閣府の世論調査は、7割超の親が子供の有害情報へ接したり、犯罪に巻き込まれたりするのではないかと不安視していることが明らかにした。
  18歳未満の子供の犯罪被害や周辺環境など「安全」に関する内閣府による初の世論調査の結果が、新たに内閣府から公表された(9月7日)。
   体感治安の悪化の少なからざる原因となっているということだ。有害サイトへの規制強化、子供へのネット利用上の注意事項などの教育を要望する声が多かった。
   情報技術のめまぐるしい進歩は様々な混乱をもたらしてもいる。安易に警察に頼らことのない、教育サイドの努力や企業の自主的な規制などが好ましいことは言うを待たない。また、それらの前提として、親世代の子供に負けない情報化対応での勉強は不可欠・必須だ。


kikitaiou at 10:17|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2013年09月01日

いじめ対策~学校裏サイト

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     いじめによる悲惨な事件が後を絶たない。読者サロンにアドバイスを寄せていただいてみんなの知恵を共有する場を作りたい。
  言いだしっぺとして、いくつかの指摘を披露したい。
1 完全に防止することは不可能という前提での対策を考えるべきだ。
  「ミクシー」や「モバゲー」など、会員制のサイトやメール。あるいは無料通信アプリ「ライン」などの法律上監視できないが次々と生まれている。監視して完全に防止するというのはできないという前提で対応すべきだ。
2 重要なのは親の対応だという覚悟がいる。
  子供を守るのは結局親が一番という覚悟。
3 ネットりタラシー(情報の評価・活用力)を養成する。
  子供、親、教師などすべてのネットリタラシーを向上させる必要がある。特に、親が勉強すべきだ。子供より能力が劣っていることを当然視するのは問題だ。
4 子供の変化を観察する。
  子供の変化、SOSを察知することが肝要だ。
5 子供をたくましく育てる。
  「生きる力」をつけさせるという育て方を重視したい。

kikitaiou at 18:11|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2013年08月23日

全柔連の出直し的改革に期待~要となる近石康宏専務理事の活躍に期待~

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 大阪府警察本部長を務めた近石康宏が専務理事として、新会長に就任した宗岡正二新日鉄住金会長を支えることになった。副会長は山下泰裕氏で次期会長と目されている。
  宗岡氏と近石氏は、共に東大柔道部OBで先輩後輩の中。柔道界の再構築に大鉈を振るってもらいたい。すがすがしい透明性と一切の暴力の根絶は、柔道の根底にあるものと信じている。端的に言えば、柔道の鍛錬を通じた人間のいき方・あり方の追求ということを大事にしていただきたい。
特に、警察出身の近石氏には、警察柔道の活性化という面でも、配意いただくことを期待したい。
   米NSAが、違法に米国内に住む一般人のメールを収集していたことが米政府公文書で判明した(21日)。米政府当局者は、海外のテロリストらの通信情報を集める際に、技術上の理由から、国内の一般人の電子メールの内容も混じって収集されていたとしている。
  




kikitaiou at 17:03|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2013年08月08日

白にする捜査の徹底した強調を~引く勇気~

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     現職の警察官諸君に改めて強調したいことがある。それは、逮捕権の行使に伴う畏れを忘れてはならないということだ。
    警察を退官した際の、ホット肩の荷が下りた開放感が今でも忘れられない。警察官の責務は職に就いているだけで重いことを実感させられた。
   大阪北堺警察署での、他人名義のガードでガソリンを給油したとして窃盗容疑誤認逮捕(85日間拘束後起訴取り消し釈放)した事案が報道されている(起訴取り消し、公訴棄却)。「犯人と決め付け取り調べられた」「若い刑事に何度も呼び捨てにされ、屈辱的だった」との弁護士を通じた被害男性(42)の話。「あなたの汚れた手で、子供の頭をなでられるのですか」などと言っての供述を迫られたとも。
警察官OBとしては、こうした報道を読むことも辛い。
    しかし、現役の皆さんにはこうした失敗事例に真正面から向かい合ってもらいたい。そして、一つの失敗の陰に多くの類似の事例があるかも知れないことへの畏れの感覚を抱いてもらいたい。
   特に、捜査幹部には、白にする捜査の強調を願いたい。また、「引く勇気」の大切さも忘れてはならない。特に、メンツもあって、前のめりになりがちな部下の熱を冷まし、振り返る冷静さを持ち続けてもらいたい。一端逮捕してしまった容疑者に関すて白にする捜査は勇気がいる。しかし、それができてこそ真の捜査幹部ということだ。

         
      




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2013年08月06日

深刻な大学生の学力低下~職業訓練専門学校の充実を図れ~

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     大学生の学力低下は、いまさら、話題にもならないくらい周知の事実になっているということか。大学から改革の試みの低いのは、もはや、大学サイドに若者の学習意欲を掻き立てる魅力も工夫もないということなのだろうか。
   就職に有利な専門職種の時代の要請に基づく教育に特化した専門学校がでてきていいのではないか。転職を図る人々の要請にも応える専門学校は変化の激しい時代の要請にかなうこと請け合いだと思うのだが。
既存の大学の多くは学生が定員割れすることで、早晩、つぶれていくだろう。名だけの大学がつぶれていくことは結構なことだ。





kikitaiou at 07:27|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2013年08月05日

青少年への影響を優先すべきスポーツ界での責任の取り方~残念な保身優先の印象~

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   全柔連・上村会長の身の処し方のまずさは残念だった。公益財団法人として監督する内閣府の体勢刷新勧告を受けての渋々辞任となった。
いろいろ言い分もあろうが、青少年への影響を優先して判断してもらいたかったものだ。スポーツの正義感に満ちたイメージと大人のごたごたした競技団体のふがいないイメージのギャップが残念だ。
   上場企業なら経営危機にも直結しかねないことから、真剣な対応がなされるようになった。その点、スポーツ界では、のんびりしたもので、つまらない出身大学による派閥の思惑などが優先されがちなのだろうか。そう言われるだけでマイナスだ。




kikitaiou at 08:16|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2013年08月04日

令状を取らない車のGPS取り付け~捜査手段として裁量権の範囲内だ~

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  兵庫県警でガーナビ窃盗事件捜査対象者の車に、裁判所の令状を事前に取らずにGPSの端末を取り付け、行動確認の為の尾行を行っていた。
  捜査として法違反がなければ警察として当然に許される捜査手法と言える。法違反というのは、住居侵入、窃盗など。容疑者のプライバシー侵害という主張に関しては、国民としての受忍義務の範囲となる。




kikitaiou at 03:02|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2013年08月02日

舌っ足らずな麻生財務大臣のお粗末さ~大騒ぎする報道も同様にお粗末だが~

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   「護憲、護憲」と言うだけでは、憲法を変えないでナチス独裁政権が誕生したことだってあるという「ナチス時代の(誤りを)学べ」という趣旨での発言を、「ナチスの手口を学んではどうか」といったものだから、大騒ぎになった。
   ナチスを引き合いにするのはそれだけで危険性が高い。そうした前提で慎重に発言しなければならない。
   麻生大臣もお粗末だが「誤解」を拡散させたマスコミもお粗末と言うことでは似たようなもの。文脈からは誤解に値しないではないか。何でも書いてしまえば、書いた方が得だという風潮ということか。騒ぎのレベルの低さを嘆きたい。
            




kikitaiou at 15:57|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2013年07月31日

夏山での低体温症への警鐘

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人気ブログランキングへ   中央アルプスでの韓国人登山者20人の遭難事故(7月30日)は、安易な夏山登山への警鐘としなければならない。   夏山でも、悪天候時に低体温症になって死亡することもある。雨や風を防ぐ万全の備えが欠かせない。特に防水性の高い雨具は欠かせない(吹きさらしの尾根などでは、濡れないだけでなく、風を通さないため低体温症を防ぐ効果が大きい)。今回の韓国人登山者は同行ガイドを伴っていなかった。天候の変化は予測が難しく、現地にあわせての的確な判断が求められる高山への登山では慣れたガイドを着けることが望ましい。   2009年7月、北海道・トムラウシ山で遭難した8人の死因も低体温症による凍死だった。低体温症は体内温度が低下、全身の機能が低下しておきる。錯乱状態になることもあり。28度以下になると死亡することもある。

kikitaiou at 14:56|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2013年07月21日

パナマに拿捕された北朝鮮船舶から確認できること ~厳格な制裁履行と履行違反阻止~

  キューバから北朝鮮に対空ミサイル部品(地対空ミサイルSA2の射撃管制用レーダーなど)などを輸送中の北朝鮮船舶がパナマに拿捕された。北朝鮮は、合法的な修理契約に基づく「古い武器」の運搬だったと主張(7月17日)、パナマは安保理に武器の調査を依頼した。   北朝鮮への軍事物資(武器)の輸送はいかなる理由があろうとも安保理決議に反する。その関連は安保理の北朝鮮制裁委員会が対応するのに任せればいい。   今回の一連の事案から確認しておくべきことを列記しておきたい。   第1は、北朝鮮は、国連の制裁をかいくぐって、なんでもやるということだ。武器搬入を図った今回の試みは改めて、制裁を履行させる難しさ、違反阻止への国際社会の協力の必要性を示している。   第2は、船員が臨検に抵抗、船長がのどをかき切って自殺(入院治療中、容態は安定)を図ったこと。乗員が軍人であるということだ。   第3に、(シリア寄港の)同船舶から2010年に小型武器と麻薬を積んでいたことが発覚、ウクライナ当局が拿捕したことがある。   また、北関連の軍事物資輸送事案としては、2012年5月、韓国がシリア向けの中国船から、北朝鮮製とみられるミサイル関連物資の黒鉛シリンダーを押収、圧には日本の 税関も北関連船舶から、核関連物資であるアルミ合金を押収している。

kikitaiou at 16:06|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2013年07月20日

シリア情勢は反政府派の内紛下、むしろ政府軍が息を復活~泥沼化の様相深める~

  反政府主流派「自由シリア軍」とイスラム過激派(アルカイーダ「イラク、シリア、イスラム国(ISIS)」など)間の戦闘が相次いでいる。特に反政府派支配下北部地域での各勢力モザイク状の縄張り争い、軍閥割拠不法地帯と化している。 近隣産油国、欧米からの反政府派への支援武器は反政府各派の争奪戦の対象化し、各地過激派へと拡散する懸念大。

kikitaiou at 14:51|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2013年07月19日

シリア情勢は長期的・泥沼の混乱しか見えない~警察官役のいない世界への覚悟を~

 混迷するシリア情勢は、良くも悪くも警察官としての役割を引き受けてきたアメリカという存在の大きさを改めて感じさせている。   アメリカが内にこもる傾向を強める今日、世界は混沌とした混迷の時代へ入ったという覚悟が肝要だ。   シーア派系のアラウイ派という少数派(13%)はアサド大統領と生死を共にするしかないという絶体絶命の淵に立っている。アラウイ派とアサド政権は、多数派の反政府スンニ派に追い詰められ、殲滅されるという死の恐怖に直面している。生き延びるためには何でもやるという覚悟ということ。   レバノンのシーア派民兵組織ヒズボラはシリア・アサド政権の軍隊に合流して戦っている。そのヒズボラの背景にシーア派の総本山イランが控えている。シーア・スンニ両派の宗教戦争は周辺諸国へと波及する恐れが高まっている。   しかし、いずれの国も渦中の栗を拾おうとはしない。国連は7月16日、この1月間でのシリア内戦での死者を5千人だったと発表した。2年間の累計は10万人を超えた。避難民・近隣国への難民は700万人といわれる。推計1800万人のシリアということを考えると、全国民が戦乱に巻き込まれているという状態だ。

kikitaiou at 12:56|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2013年07月18日

中国で少数民族への締め付け強化~高圧的な押さえ込み~

  中国国営新華社通信(7月17日)は、チベット自治区とチベット族の居住する周辺地域で、チベットに関する図書約132万冊を押収したと報じた。 中国では出版には当局の許可が必要だ。許可を得ていない出版物は違法とされる。違法な出版物を押収するのは至って当然のことという報道なのだ。言論の自由、出版の自由がない独裁国家であることを改めて示すものだ。 それにしても少数民族に対する高圧的な統治には危うさを感じさせられる。少数民族出身留学生は、中国への夏休みなどでの帰国に際して(大部分の人が)旅券を取り上げられる。秋学期には再発行してもらえれば出国できる。大学での教え子の置かれているこうした状況を踏まえて、慎重に対応してやる必要がある(独立運動などに関連していると疑われることさえ危ないという細心さ)。軽々に日本の常識での、(思うようにやったらいいなどという)指導では教え子が危ないということだ。 なぜ、その押収という事実を報道しているのか。少なくとも、欧米各国には受け入れがたいことであるのにもかかわらず。それは、チベット族に対する脅迫ということだ。いくらあがいてもチベット族の勝手にはさせない。高圧的な統治に抗議しての焼身自殺には屈しないという。

kikitaiou at 13:18|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2013年07月16日

若者の選挙への関心、わずかに増してはいるが依然として低調

  大学で接している学生から感じる限り、選挙への関心は依然として低調だ。 若者の情報収集手段であるネット選挙が進むことは前向きに考えたい。若者が関心を持つような政策が争点になれば、関心は一気に高まる可能性は感じる。今回の選挙でそうした争点が見られないということだ。 ちなみに、若者は自分の就職を一番心配している。しかし、そこに応えている政党は見られない。 今回の各党の選挙戦術が若者の関心を呼ぶことに成功していないということ・・・と言えよう。  

kikitaiou at 16:31|PermalinkComments(0)TrackBack(6)

2013年07月14日

公務員には積極的執行務に努めてもらいたい~警察官の配意に期待~

  7月12日だけで公務員等の執行務に関して気になる事件が2件発生した。報道されたものだけでこれだけあったということだろう。水面下では類似の事案になったかもしれないものが相当数あると思ったほうがいい。 一つ目は、宝塚市役所の市税収納課での税金を巡る事案。市職員と口論していた男が、突然ガソリンの入った火炎瓶2本を投擲・放火、5人の市職員が重軽傷を負った。容疑者は、過去に税金を巡って「人生めちゃめちゃ」など、興奮して抗議するなどの行動を繰り返していた。 二つ目は、年金に関しての差押えを巡る事案。東京都世田谷区のマンション4階で車両を差押えに訪れた日本年金機構の男子職員が、ベランダに連れ込まれ・うち鍵を閉められ、閉じ込められた。 公務員にはあらゆる無法な対応をする対象への備えが欠かせない。プロとしての技能の向上ということだ。 同時に、とかくトラブルを落ち度のように受け取りがちな、役所の空気の存在にも特段の問題の存在していることを指摘せざるを得ない。違法な攻撃へは、組織の問題として受け止め対応することが肝要だ。一定の割合で興奮して理不尽な対応に走る人間が存在するという現実を前提にするということだ。 警察官は常に弱い立場にある一般職公務員などの味方であってほしい。現場での相談や通報には積極的に対応してもらいたい。 警察官を目指す人にはこうした問題を通じて警察官に求められる感覚や問題意識のあり方ということを感がることが肝要なのだ。

kikitaiou at 19:47|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

“スパイの扱い”に「国家のあり方」が問われている~国家(指導者)の本音・エゴを見る視点が欠かせない~

  米国スパイである元CIA職員スノーデン容疑者のモスクワでの立ち往生が1か月近くに及んでいる。米国のなりふり構わぬ要求にロシアも対応を巡って揺れ続けている状態だ。  英国は、ロシアのスパイだったリトビエンコ元KGB職員が、7年前に放射性物質ポロニウム210を飲まされて殺された事件での死因審問への出廷を拒否した(7月12日)。出廷拒否の理由は「国家機密の保持」など、審問を非公開にするなどの条件を提示し出廷を求める判事の求めに回答しないという対応をとった。       いずれもいわば高度な政治的判断の結果だ。ということは首相や大統領が丁々発止の戦いをやっているということだ。    国家間の情報機関の戦いは国家及び国家指導者の本音のぶつかり合いの場であることを理解してかかることを忘れてはならな

kikitaiou at 16:36|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2013年07月13日

シリア内戦のレバノンへの拡大は深刻

国連安保理事会はシリアからレバノンへの国境を越えた発泡の増加への懸念を強調、レバノンのイスラム教シーア派民兵組織ヒズボラによるシリア内戦への参加を深く懸念する議長声明を採択した。(7月10日) シリア内戦のレバノンへの拡大は避けられない深刻な情勢になっている。

kikitaiou at 13:06|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2013年07月12日

歴史に関する韓国独特のトラウマ~“恨”という怨念の文化~

  韓国との関係では、わが国に対する“独特の怨念”への理解が欠かせない。 国際社会に対して、韓国のこの種“独特の怨念”を具体的事例を淡々と紹介して行くことが有効ではないか。    たとえば、対馬から盗まれた仏像(観世音菩薩坐像)の返還を差し止める韓国司法当局の以下の判断など。 2012年10月、対馬の観音寺から、韓国人によって窃盗された50センチ余りの仏像が韓国で見つかった。その仏像の返還が韓国司法当局によって差し止められている(仮処分)。 仏像は14世紀前半に韓国の瑞山市にある浮石寺で作られたと見られるが、14世紀末に成立した李氏朝鮮が儒教を国教としたことで、朝鮮各地で仏像破壊が頻発した。仏像は破壊から逃れるべく、仏教徒により、対馬に持ち込まれた可能性が高いという。以来、600年余り対馬で信仰の対称として大切に守られてきた。韓国で発見された仏像返還差し止めとなっているのは、「倭寇によって略奪されたおそれ」がその理由だというのだ。 反日であれば何でもありという韓国の空気の中での判断は、600年余りも大切に守ってきた対馬の人々には到底受け入れられないものだろう。

kikitaiou at 13:04|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2013年07月11日

情報感覚の欠けたわが国のリーダーの現実を嘆く~国家間の情報戦争という現実を直視せよ~

  米国青年により、米国国家安全保障局(NSA)が、中国や香港などの他国や日本を始め他国の駐米大使館(38)を盗聴・傍受などの手段により情報収集していたことが暴露された。 センセーショナルに報じられているが、情報関係者にとっては、全て常識の範囲ということに過ぎない。 サイバー空間は多数の国々の情報機関などに盗聴・傍受されているという、情報の世界の“いろはのい”(現実)が、改めて確認されたということだ。 そうした現実を前提に対応することが求められるということだ。企業も政府もそういう現実に正対することが欠かせない。 わが国のリーダーに情報面での常識がかけている人が多いことの方が問題だと考える。最重要な情報はサイバー空間に置いてはならない。とりわけネットでつながっている場に置いてはならない。盗ってくれということに等しいのだから。 何が情報として価値が高いかという判断力も重要だ。一国の首相などの精神状態を含むあらゆる健康状態や趣味趣向などは、きわめて重要な情報なのだ。阿部首相の夫人がひょこひょこ外国大使館に赴き大使夫人と食事をするといったことは、そうした意味で重要な情報収集の機会を提供しているということを忘れてはならない。

kikitaiou at 13:23|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2013年07月10日

 CIA元職員は内部通報者なのか?(質問への解答) 

  内部通報者(告発者)とは、一般的には、公益を守るために不正を告発することだ。不正と信じる確信の程度に関して、アメリカの判例では、証券取引や医療保険といった公益を害する詐欺に関して、不正があったという「合理的な確信」さえあれば、具体的証拠がないままの通報(告発)でも、企業は解雇できないという判断を示している。このようにアメリカの裁判所は、公益を理由とした内部通報者を奨励する流れにある。   内部通報とは、通報行為が違法でないことが前提だ。違法であれば、その違法性が阻却されるか否かが問題になる。   CIA元職員の行為は機密漏えいや窃盗の罪に該当しているとして逮捕状が出ている。機密漏えい罪とは、一般的には、公務員が職務上知りえた情報を漏えいすることであり、CIAという情報機関に勤務していた元職員の行為は疑いなく該当する。職場の紙などを持ち出していれば窃盗罪にも該当する。違法な行為であったことは否定できないだろう。   従って、元職員は、形式上は違法だが、さらに上位の法理(憲法とか一般法)によって、その違法性が阻却されるといった主張をすることになる。   内部通報者かどうかの最終判断には、元職員の米国政府が通信記録などの大量の個人情報を収集していたことを暴露した行為が公益目的だったか否かがポイントとなろう。   すなわち、元職員の行為が違法だったとして、違法性を阻却するほどの正当性(公益)があったといえるのか否か。この点は司法の判断ということだが、テロ防止などのための法的根拠を備えたCIAの情報収集活動を否定ことは容易ではない。元職員の行為の正当性主張が受け入れられる可能性はきわめて低い。   元職員の認識もそのようだ・・・と思える。米国で死刑になる可能性を亡命申請の理由にしているというのだから。       

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2013年07月09日

焦り過激化するエジプト・モルシー前大統領派~エジプト軍部の勝利決定的~

  モルシー前大統領派・イスラム同胞団の焦りが目立つ。イスラム同胞団が民衆に蜂起を訴えているのは、街頭活動しか抵抗の手段がなくなっていることを示している。蜂起を煽る際にパレスチナ人のイスラエルへの抵抗運動で使用される「インティファーダー」という言葉が使われているのも、焦り以外の何物でもない。一連の軍部への抵抗も、政治的な展望に立ったものではないものであることを示している。   多少時間はかかっても、エジプト情勢は軍部主導のもと沈静化するであろう。   また、イスラム同胞団はさらに過激化せざるを得ないだろう。中東旅行などでは、当面、過激化したテロ活動には注意を要する。

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政治的配慮が優先される中国の裁判~前鉄道相にまやかしの死刑判決

  約10億円相当の収賄と職権乱用の罪に問われた中国前鉄道相(劉志軍)に対し北京地裁は6月8日、2年間の執行猶予付き死刑判決を下した。07年に約1億円の収賄で死刑が執行された食品薬品監督管理局長などへの厳しい判決と比して、今回の判決は温情あふれる寛大なものだった。     執行猶予付き死刑とは、2年の執行猶予期間を経て、無期懲役になりやがてさらに厳刑される可能性が高いということだ。   中国の幹部に対する判決はすべてその時々の政治的な配慮の結果である。今回の穏便な判決にはそれなりの背景がある。劉前鉄道相の背景は江沢民元元国家主席だということは誰でも知っている。要するに江前主席が死刑判決を回避させたということだ。   習近平国家主席は公務員の綱紀粛正を叫ぶが、所詮は、形だけということが明らかになった。大物への配慮が綱紀粛正に優先されるということを全国民に示したのだから。   綱紀粛正も小役人限り(小役人は1億円に満たない収賄で死刑というのが相場)、大物は政治的な配慮が優先するという国なのだ。   善良な一般中国人の失望の溜息が聞こえて来る。国民の司法への信頼は、改めて、崩壊した。

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